教会ってどんなところ?

〜キリスト教会が初めての方へ〜

多くの日本人にとって、キリスト教会はなじみのない場所かもしれません。町で見かけたとしても、足を踏み入れることはちょっと抵抗があるそう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。このページでは、そんな皆さんに向けて、まず教会とはどんなところなのか、そして私たち一麦ゴスペルチャーチの特徴や牧師についてご紹介します。

キリスト教って何?
教会はどんなところ?

教会とは神さまを礼拝するところです。きっと、「それが私と何の関係があるの?」と思われる方がほとんどだと思います。礼拝するというと馴染みがない言葉ですが、こう考えてみてください。


先日、娘の誕生日プレゼントにディズニーの人魚姫アリエルの絵が描かれたパズルをもらいました。しかし、組み合わせてみると、最後に1ピースだけ足りません。なくしてしまったのです。しかも、端っこのピースではなく、アリエルが描かれたピースが足らなかったのです。1ピースなくてもパズルはほぼ完成しています。もう組み合わせるのは難しくはありません。しかし、完成品として飾ることはできません。満足感もありません。1ピース足らないだけで、パズルとしては意味がないものになってしまいます。


礼拝とは、私たちの心に一番大切なピースをはめ込むようなものです。そうすると、人生の意味を見出し、力が湧いてきて、平安があるのです。聖書の話を聞いて神さまを知ったり、讃美歌を歌うことで「私の一番大切なピースは神さまです。」ということを確認したり、表現することが礼拝です。私たちの一番大切なピースに神さまをはめ込むと、私たちの性格は神さまに似ていきますし、行動も神さまに似ていくのです。では、聖書の神さまとは、どのようなお方なのでしょうか?


聖書の神さまってどんな方?
神さまとキリストは違うの?

聖書の神さまは「三位一体」の神さまです。一人の神さまでありながら、父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊なる神の三つの人格をもった個別の存在でもあります。1=3という私たちには理解できない数式ですが、このことが神さまがどんなお方かを知る基礎となります。


一つの部屋があり、三人が仲良く食事をしていると考えてみてください。

一つの部屋ということは他と区別されているということです。神さまは天地万物を造ったお方で、人を初め、造られたすべてものとは違う存在だということです。それは漫画家と漫画の登場人物のように、次元が違う、決して超えられない壁があるのです。神さまが特別な存在であるということを、聖書では「聖」と言います。神さまは他のすべてのものから区切られて、特別、聖なるお方です。

三人が食事をしているということはそこに社会性が存在します。ルールがなければ社会は崩壊します。ですから、神さまは正しさの基準をもっています。そして、そこには愛し合う関係性があります。聖である神さまは独りよがりで、無慈悲で、冷たいシステムや機械のような存在ではなく、神さまご自身の内でコミュニケーションがあり、自分を低くし、他を尊重し合う規律と愛のあるお方なのです。つまり、神さまは「義」「愛」のお方です。

イエス・キリストは人となった神さまです。キリストが人となったとは、部屋から飛び出てきたということです。大切なピースを捨てた私たちの近くにキリストは来てくださって、ピースを差し出して、この部屋で食事をしようと招いてくださるのです。聖なる神さまは超越した存在でありながら、「近づく」神なのです。

聖書の神さまがこういう方だとわかると、神さまという一番大切な1ピースをはめ込んだクリスチャンがどのように生きるようになっていくか、きっとおわかりではないでしょうか?


クリスチャンはどうやって生きるの?

クリスチャンは周りの人や時代に流されず正しく生きるようになります。だからと言って、人を見下すのではなく、かえって尊敬し、自分と異質に思える人にでも近づいて愛するようになっていくのです。それは努力や頑張りによって自分の意識や行動を変えようとするのではなく、礼拝という神さまを心の中心に置くことによって、自然と変えられていくことによるのです。自分ではできないことを神さまがしてくださるという「恵み」に生きることがクリスチャンの生き方なのです。

それは急激に変わる領域もあれば、徐々に変わっていく領域もあります。クリスチャンの人生は、神さまが私たちを美しい者へと変えてくださる神の力を体験していく人生です。人の根本から変えられていくものですから、人生のすべての問題を根本的に変えられる体験です。

子育て、夫婦関係、仕事、自尊心、コミュニケーション、依存症、うつ病、社会問題、それらの根本的な問題を神さまは解決してくださるのです。最も根本的な問題は私たちの一番大切なピースを、形が違ってはまらないものを無理やりはめ込もうとしていることにあります。心の一番大切なピースに何をはめ込むのか、最も根本的なこの問題が解決していくなら、あなたがぶつかっている問題の解決も時間の問題なのです。時間の問題とわかれば、状況に振り回されずに安心するでしょう。クリスチャンの生き方は「安息」する生き方なのです。


「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(聖書)」


安息から深い満たしを得て、クリスチャンは喜びから行動するようになります。キリストのように周りの人々に仕え、愛する者になっていくのです。クリスチャンの生き方は「愛する」生き方なのです。上の聖書のことばには続きがあります。


「わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。(聖書)」


イエスは新しい使命を与えてくれます。表面的な仕事や営みの内容はあまり変わらないかもしれません。しかし、内側では満たされるために欲しがって生きることから、満たされているから与えるために生きるように変えられるのです。それはとても大きな変化ではないでしょうか?そして、三位一体の神のうちに社会性があるように、クリスチャンは「ともに」「互いに」愛し合う生き方をするのです。それが教会です。


一麦ゴスペルチャーチの特徴

一麦ゴスペルチャーチは2016年から始まったプロテスタント教会です。まだ始まってそれほど年月も経っていませんから、人数も10〜20人と少なく、レンタルスペースを借りて礼拝しています。活動や設備も十分とは言えませんが、その分、家族的な温かい雰囲気と関係性があり、悩みの中にある一人一人に細やかなサポートを心がけています。


一麦ゴスペルチャーチではあなたの状況に合わせて、聖書の学び、また、カウンセリングを無料で提供しています。

お気軽にお電話、メールください。また、日曜礼拝に来てくださることも歓迎しています。


牧師 山下武彦 

080-4474-0446
mbyamashita@gmail.com

伝道師 山下義道

090-8185-7903


以下の実際に教会に来ている方や教会に関わりがある方の声をあげてみました。教会の特徴や雰囲気を知る助けになればと思います。